AtomサーバーのアップグレードでESXi 5.0U1
Atomサーバーのケース付属の電源ピンのうち1ピンが電源ケーブルのほうで溶けたので、怖いし、結構長いこと使ってるしで、買い換えることに。
インテルAtomプロセッサ搭載サーバいらいのCPUというかマザーボードというか、セットで売ってるので両方をアップグレードしました。購入したのはDN2800MT。いまのAtomで一番良いのを頼むって言ったら出てきた。
前回は、
- マザーボード:D945GCLF2
- PCケース:ファスト A-ITX-100P080、
- HDD:Seagateの2.5inch 160GB、
- メモリ:バルクの2GBを一本。
今回は
- マザーボード:DN2800MT
- PCケース:MX1202か1203
- メモリ:CFDのDDR3-SODIMM W3N1333Q-2G DDR3 PC10660 CL9 2GB 2枚セット。スペックでは4GBまでですが、価格.COMかどっかに8GBでいけてる人のコメントあったけど、よく考えたら4GBでいいので冒険せず。
- 電源:Panasonic Let's Note用のAC CF-AA1625A 12v-2.5A。秋葉原で1000円。
- SSD:SSDSC2CT120A3K5 Intelの120GBのやつ
- PCIe-SATA変換カード:AREA TWIN TURBO HYBRID SD-PESA3ES2。ESXiで認識するかどうかがキモなので、入念にチェックして買った。VMWareのフォーラムに認識するが、パススルーできないって書いてあった。パススルーは使わない(使えない?)から問題なし。
- あとHDDを2つ乗せるので5インチベイHDDマウンタ 楽太郎をつけた。
- ケース付属の電源がいらないので、蓋をアビーのSFX変換ブラケットを購入。キャンペーンで500円やったので送料入れても元より安かった。
これにESXi 5.0U1を入れて、Webサーバなど用と家庭用NAS用にLinux (Debian)VMを2つ入れる。
まず、起動チェックとBIOS設定の確認。特に変更なしでも問題無いけど、使わないシリアルとかパラレルとか切ったりした。オンボードのLANのPXEもオンになってたか忘れたけど切っておいた。あと、UEFIブートをオンに、ナムロックをオフにした。
無事起動したので、早速BIOSのアップデート。USBのDOSから起動してBIOSのZIPファイルに入ってるアップデート用の実行ファイルからアップデート。ここ参照からのここ参照。
で、どきどきのESXi 5.0U1のインストール。どきどきもむなしく、無事にインストール完了。オンボードのNICもIntelのやつなので、ホントに問題無い。あとはVT-x、VT-d対応のが出たら完璧やのにな。
で、ESXi 5.0U1にはゲストOSの自動起動の機能がうまく動かないバグがある。5.0では使えた。以前のは5.0のままにしていたので使えた。これでは不便なので、パッチをあてて修正する。
VMware ESXi 5.0へのパッチ(ESXi500-201109001)の適用方法。を参考にした。
- パッチ置き場よりパッチをダウンロード。
- VMWare vSphere Clientよりデータストアにパッチをアップロード
- 全VMシャットダウン&メンテナンスモード(今回はVM作る前なので、メンテナンスモードのみ)
- SSHで入り以下のコマンド(ESXi実機上でSSHを有効にしておく)
- esxcli software vib update -d パッチのパス&ファイル名 パッチのファイル名はフルパスでないとだめっぽい
無事パッチ適応後も起動した。
とりあえずPCIe-SATAも使えるし、消費電力が42Wから20Wに減って(HDD2つはまだ乗せずSSDのみの時です)、動作も早くなって、ファンレスにもできて、良いことずくめです。電源は以前のケースのACアダプタも使えたけど、とりあえず買っちゃったし、小さいのでPanasonicのを使ってます。結構熱くなるので怖いけど。
つぎに以前の環境からゲストOSの以降をする。
- 旧マシンのVMをシャットダウン、新マシンは起動しLANにつなぎ待機。移行にはVMware vCenter Coverterを使用する。
- Converterの移行設定より旧マシンにログイン、移行VM選択、新マシンにログイン、移行設定確認
- 移行設定確認より、仮想ディスクのバージョンを7から8に変更。サイズをシックからシンに変更(これをしないと容量が無駄に使われて移行が遅くなると思われる)あらかじめゲストOSのストレージ容量を確保するか、どうかの設定。
- 残り時間はシンなので容量分変換したらおわるっぽい(80GBで仮想ディスクを作っていて、20GBしかつかってなかったら残り時間の4分の1程度の時間で終わった気がする)
- 新マシンでの細かい設定をし、VMwareToolsをインストールし直し、AutoStart設定をしたら大体終わり。
あと、HDDを2つついかして、HDDをそのままゲストOSにつないでストレージとして利用することに。1台はストレージ、もう一台はそのバックアップとした。どちらも2TB。
この機能は、RDM(Raw Device Mapping)というらしい。vSphere(ESXi)でSATAディスクをRDMで使うを参考にした。
SSHでログインし、まずは認識しているHDDを調べる
- #ls -l /vmfs/devices/disks/
- t10.ATAで始まるやつを探し、型番より認識しているHDDがどれかを見つける
- RDM要のvmdkを作成する
- # vmkfstools -z /vmfs/devices/disks/t10.ATA_____HDDName__________________________HDDNama2 /vmfs/volumes/StorageName/VMName/DiskName.vmdk -a lsilogic
- volumes以下はVM置き場になっているようなので、ディスクにまとめるかマウントするVMのディレクトリに入れるかすれば良いと思われる。VMNameはリンクになっていて、英数字の羅列ディレクトリにリンクされている。
- これでvmdkが出来、ゲストOSに追加できる。
という感じで最終的に24-27W位になりました。
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